はじめに
今回は、とある企業様からのご相談が発端。ビル1FのBGMが流れているスピーカーから「ガサガサ」というひずんだ音がでているとのご連絡。場合によっては工事が必要になってしまうので、まずはできる範囲で確認しましょう。
原因を調査する
まずはどこが原因かを突き止めなければなりません。何も知識が無い方が苦労するのはココです。簡単に候補挙げるので、いろいろ確認してみましょう!
- BGMや音楽を流す一番最初の「CDデッキ」など
- 電源や配線の確認
- 目視や操作しての確認
- デッキやマイクの音が集約される「ミキサー」
- 電源や配線の確認
- 目視や操作しての確認
- 刺さっているケーブルに間違いがないか
- ミキサーから音を強くするための「アンプ」
- 電源や配線の確認
- 目視や操作しての確認
- アンプから来た信号を音に変える「スピーカー」
- 電源や配線の確認
- 目視での確認
- あきらかにホコリなどが積もっていないか
- ケーブルが断線していないかなど
今回のパターン
デッキとアンプの写真しかありませんが、原因はここでした。
すごくシンプルな問題でした。このような経験はされた人は多いと思います。
悪かったこと(ひずんだ音が出る原因)
- マスターボリュームが低い
- CDデッキからの入力ボリュームがMAXだった
その結果、おそらく入力ボリュームが出力オーバーとなってアンプに伝送されていたためにひずんだ音が発生していたのではないかと考えられます。
改善方法(ひずんだ音を出なくする)
すごくシンプルです。
電子機器についている「ツマミ(ダイヤルなど)」は基本的な使用用途に合わせて作られています。ですので、この場合
- マスターボリュームを上げる
- 入力ボリュームを下げる
これでひずんだ音は発生しなくなりました。
最後に
複数の人がAV機器を操作するような環境の場合、陥ることが多いパターンですね。
今回は「マスターでボリューム調整ができる」ということを知らない人が、一生懸命にCDデッキ側からの入力ボリュームを上げていた感じです。ボリュームが調整できる機器などは「0~100」で利用できる場合、一般的には「0」や「100」で使用すると何かしら異常が発生する場合が多いです。ボリューム調節する際は入力ボリュームとマスターボリュームは双方を順番に「0」から徐々に上げていくことがオススメです。もちろん環境や使用方法によって変わってきますので、ご自身で解決できない問題がございましたら、お気軽にご連絡ください。